残したいホントの気持ちを言葉に.


by kaiet38
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

気持ちは、ほっとけない

わたしの母は若い頃から、気丈夫というか、
しゃきしゃきした人だった。

世話好きだったので、他人にはウケは良かったけど、
気が強く、歯に衣を着せぬ物言いで、
意にそぐわないことは、勝つ勢いで人と言い争ったりもした。

母にはいつも、父と兄と私たちは圧倒された。
母には誰もたてつけなかった。


そんな母が、認知症になってから4年目になる。
母なりに大事にしていた、自分が生きる意義だった父を
失ったショックからだったと思う。

母は今、田舎の特別養護老人ホームにいる。
すべて兄に任せているので、うかつにモノは言えないが、
もし、わたしが近くにいたら、面倒を見てやりたい。

惚けた母の姿を見ていて、何故だかそう思う。


この世で一番傲慢なのは、「親」だと書いた。
確かに若い頃はそれが実感だった、特に母に対しては。

親(特に母親)というものは、
「子供には何でも、やってやりたい」
「子供のことは何でも、知っていたい」
「どんなに無理でも、子供の全てに係わりたい」
ものだと、母を見ていて思ったのだ。

それがたとえ、『傲慢』の域に達しても、親とはそんなものなのだ。
わたしの母はそう思わせる親だった。

親子ってものはつくづく、仕方のないものだ、と思う。

頼まれて生んだわけでもないのに、この子の親か、と思ったろう。
子供としても選べなかったのに、この親の子か、とつくづく思う。


仕方のない親子だから、母の面倒を見てやりたいと思うのだ、
これが正直な話しなのだ。
[PR]
by kaiet38 | 2009-08-14 11:49 | 家族の話し