人気ブログランキング | 話題のタグを見る

残したいホントの気持ちを言葉に.


by kaiet38
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

「追悼」母は死ねども

2011年12月21日暮れも押し詰まっている頃に、
とうとう母が亡くなった。
82歳だった。

私と同じ背丈だったのに体も縮んじゃって、小さい母になった。
ホームにいるときには曲がってた足が何故か、
棺の中ではまっすぐになっていた。
やっと、ぐっすり眠れるね。。。

父が亡くなって3〜4年目におかしくなってきた。
まともに写った写真でしか思い出せないのだが、
もう2005年頃からすでに痴呆に入っていたのだった。
それから、会話らしい会話はしていない。

幸せだったのか、不満足だったのか、
あの世で会えたら聞いてみたい。

いつも、文句の多い人だった。
気が強くて、自分が真ん中の人だった。
いつも、他人や世間を気にしていた。
プライドもきつかった。
ずばっと物を言う人だったから若いときはいつも
母に対して、びくびくしていた。
それならもっと自信を持っているかと言えば、
いつも後ろ向きなコトばかり言っていた。
でも、「唯我独尊」的なとこもあったね。

母の人生って何だったろう。
大事な若い時を戦争で取られたことを
辛く切なく思っているのだろうか?

自分の理想の男性じゃない父との結婚は
楽しくなかったんだろうか?
(よく、お父さんにもっと包容力があればいいのに、
 と言ってたけど、相手に求めるばかりじゃねぇ・・・)

昨年の11月に会いに行ったら、母は眠っていた。
ここ1年くらいはそんな様子だったから、
もうそろそろかなぁ・・・と思っていたけど、
やっぱり本当に、眠るように逝ってしまったんだね。

お母さん、私を生んでくれて幸せだったの?
私はちょっと、時々辛かったけど、
いろんなことを教えてくれて、いろんなことをしてくれて、
私に尽くしてくれて、ありがとう。

また、あの世で会いましょう。
「具会一緒」ですよ。
そうだ、お母さんに戒名を付けてあげる、
兄貴がエホバになんか入信しちゃうから、
そういうの捨てちゃって、無いからねぇ。
「釋 典由」ってのはどうかな。

前に私の夢に2人で現れてくれたけど、
お父さんとはよく会話しているようだから、
どうか、あの世で幸せに。
じゃぁね。
by kaiet38 | 2012-03-03 20:20 | 忘れたくない事