残したいホントの気持ちを言葉に.


by kaiet38
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気持ちは、ほっとけない

わたしの母は若い頃から、気丈夫というか、
しゃきしゃきした人だった。

世話好きだったので、他人にはウケは良かったけど、
気が強く、歯に衣を着せぬ物言いで、
意にそぐわないことは、勝つ勢いで人と言い争ったりもした。

母にはいつも、父と兄と私たちは圧倒された。
母には誰もたてつけなかった。


そんな母が、認知症になってから4年目になる。
母なりに大事にしていた、自分が生きる意義だった父を
失ったショックからだったと思う。

母は今、田舎の特別養護老人ホームにいる。
すべて兄に任せているので、うかつにモノは言えないが、
もし、わたしが近くにいたら、面倒を見てやりたい。

惚けた母の姿を見ていて、何故だかそう思う。


この世で一番傲慢なのは、「親」だと書いた。
確かに若い頃はそれが実感だった、特に母に対しては。

親(特に母親)というものは、
「子供には何でも、やってやりたい」
「子供のことは何でも、知っていたい」
「どんなに無理でも、子供の全てに係わりたい」
ものだと、母を見ていて思ったのだ。

それがたとえ、『傲慢』の域に達しても、親とはそんなものなのだ。
わたしの母はそう思わせる親だった。

親子ってものはつくづく、仕方のないものだ、と思う。

頼まれて生んだわけでもないのに、この子の親か、と思ったろう。
子供としても選べなかったのに、この親の子か、とつくづく思う。


仕方のない親子だから、母の面倒を見てやりたいと思うのだ、
これが正直な話しなのだ。
by kaiet38 | 2009-08-14 11:49 | 家族の話し